【患者さんから聞いたおはなし】突発性難聴。再発した時のつらさをどう乗り越えたか?

突発性難聴 耳

10年ほど前に突発性難聴になり、
病院の治療では、残念ながら回復に至らず、
それでも、諦めきれずに、はりの治療をはじめた方がおられました。
そして、嬉しいことにはりの治療で聴力が正常値に戻られたんですね。
よくなりたい!その一心でがんばられ、いい結果に結びつきました。

その後、耳がよくなって、元気に過ごされていました。
つまり、10年ぐらいは、何でもなかったということですね。
耳が悪くなったことを忘れるぐらい、
いろんなところに出かけたりして、
楽しんで生活を送っていらっしゃいました。

目次

まさかの再発!?

突発性難聴 耳
ところが、また、あれ?耳がおかしいという状況に、、、。再発でした。
「ウソでしょ。ウソだと思いたい。それはそれは、落ち込み、なぜ?わたしが。
また、あの同じ苦しみを味わなくてはいけないの?もう、どうして?」
と何日間は、塞ぎ込み、誰とも会いたくない、会う元気もないと寝込んでいたそうなんです。

思い切って散歩へ行く

緑道
でも、友人達からの言葉や自分自身でも、
このまま、落ち込み続けちゃダメだ!と思い、
思い切って近所へ散歩に出かけたそうなんです。
その数日後にはり治療も開始。

すると、耳が良くなっていくことを感じながら、
気持ちに変化が出てきて、
今回の耳が悪くなる前は、そう言えば、休みの度にどこかに出かけたりして、
身体は休んでいなかったんだなと冷静に振り返ることが出来るようになったそうなんです。

私としては、思い切って散歩に出かけたことが、流れを変えたのでは?と思っています。
はり治療の効果ももちろん有ると思います。

はり治療の回数をかけて、ようやく治った耳がまた再発するケースは、まれですが、
聴力の低音部分が落ちる難聴のケースでは、残念ながら、再発をすることもあります。

それは、精神的にも追い込まれることと思います。
だって、一度味わった苦しみ、つらさをまた味わなくてはなりませんから。
人によっては、最初に耳を悪くされた時よりも落ち込み具合がひどいかもしれません。
落ち込むことは、むしろ、自然のことです。誰しもそうです。

あえて落ち込むこと

そんな時は、あえて、徹底的に落ち込むことをおすすめします。
無理やり、元気に振る舞わなくてよいんです。
人は、落ち込み続けると、ふっと、このままじゃいけない!と思える時がくるものです。

そうなった時は、(めまいがなければ)水分をとりながら、
5分でも10分でも外に出て歩いてみたり、
専門家に相談する、
家族や友人に話を聞いてもらうなど、
自分がホッとできたり、
気分が楽になることを取り入れていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次